治療
集束超音波治療(FUS)
集束超音波治療(FUS)とは?
集束超音波治療(FUS)は65歳以上の10~20人にひとりが発症するとも言われている「本態性振戦」(原因不明のふるえ)に対し、 頭部を開頭することなくMRI画像を用いて精密に治療位置を決定し、 集束した超音波を使って脳内中央部にあるふるえの原因となる場所に超音波のエネルギーを1点に集中させ、患部を熱凝固させる治療です。 中部地区では、偕行会グループの名古屋共立病院が唯一導入しています。
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特徴
従来の外科的治療とは異なり、メスを使わずに超音波で治療を行うことができ、放射線の被ばくの心配もありません。 また、患者様の状態を観察しながらの治療が可能で、副作用などの異変があればすぐに中断することができます。 治療・入院期間が短く、身体への負担が少ないため、患者様の早い社会復帰が期待できます。
本態性振戦に対するFUSの一例
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※FUSは、本態性振戦と診断された方で、薬物療法の効果が低い方が治療の対象となります。
※効果には個人差があります。
※本態性振戦と診断されていても、頭蓋骨の性質や形状、既往症などにより医師が適応外と判断した場合には治療ができない場合があります。
※この治療法に関するリスクや副作用等については、名古屋共立病院までお問合せください。