健康診断・検査
内視鏡検査(胃・大腸カメラ)
胃・大腸カメラは、消化器系がんの早期発見に有効といわれています。
胃カメラは、正式には上部消化管内視鏡検査といい、口から内視鏡を挿入し、食道・胃・十二指腸の状態を一度の検査で観察します(鼻から内視鏡を入れる経鼻内視鏡は、偕行会城西病院の人間ドックをご参照ください)。
食道や胃に不快感がある方、最近食欲がない方など、気になる症状がある方は、胃カメラをご検討ください。
大腸カメラは、正式には下部消化管内視鏡検査といい、肛門から内視鏡を挿入し、大腸(結腸と直腸)と小腸の一部にポリープやがんが発生していないか、炎症がないかを観察します。
胃・大腸カメラは、単独での検査で受けることが可能ですし、PET健診のオプションメニューとしても、お申し込みが可能です(オプションの場合、PET健診とは別日でのご案内となります)。 健診による胃・大腸カメラ受診の際は、ポリープが見つかって切除を希望されても、観察のみとなりますのでご了承ください。
内視鏡検査
内容 | 胃カメラ (食道・胃・十二指腸) |
大腸カメラ (大腸〈結腸と直腸〉と小腸の一部) |
---|---|---|
所要時間 | 2時間~ | 7時間~ |
内視鏡検査当日の流れ
病院来院・受付
- ・パスポート提出
- ・診察申込書の記入、外国人患者の権利に関する説明とサイン
- ・当日問診表の記入
バイタルチェック
- ・身長・体重・血圧測定
医師問診看護師説明
- ・医師問診:主訴、既往歴などの確認
- ・当日検査可能であることの確認
- ・看護師より検査説明、検査同意書へのサイン
準備作業
- ・看護師の指示に従い、下剤を服用
- ・腸内をきれいし、内視鏡の準備
- ・看護師の確認を終えたら、検査着に着替え
(午後)検査
- ・検査中は鎮静剤を使用
- ・検査時間は約30分(胃+大腸)
- ・検査終了後、約1時間回復室で休憩
結果説明・会計
- ・回復後、医師より結果説明(検査レポートやDVDはありません)
- ・会計ある場合、外来棟へ戻り、費用精算
内視鏡検査に関する注意事項
健診予約時期について
- PET健診と同日の受診はできません。
- 予約は少なくとも1ヵ月前までにはお申し込みをお願いいたします。
予約金・キャンセル料について
- 内視鏡検査をPET健診のオプションとして実施される場合、予約金やキャンセル料の取り扱いは、PET健診同様です。 単独で実施される場合の検査費については、お問い合わせ時に、ご確認ください。
既往症・内服薬と内視鏡検査
内視鏡検査申し込み後に、問診表をお渡ししますので、既往歴・内服薬などの情報をできるだけ詳しくご記入ください。
- 血液を固まりにくくする薬や血流をよくする薬を内服している場合、内視鏡検査の1週間~10日ほど前から、服薬の中止をお願いすることがありますので、主治医にご相談ください。 自己判断での服薬中止はしないでください。
- 内服・使用中のお薬や既往症によって、検査中に使用するお薬を変更する可能性があります。
内視鏡検査(観察とポリープ切除)について
検査実施機関である名古屋共立病院の取り決めにより、外国籍患者様の健診での内視鏡検査は、状態確認のみの観察となります。
検査にて、ポリープが見つかった場合でも、同日には切除、生検いずれも不可ですのでご了承ください。
検査中止について
検査当日の受診者様の状況によっては、検査を中止する可能性があります。
- 便秘症のため、下部内視鏡検査の前処置が時間までに終了しない場合。 (2~3日前から消化のよい食べ物をお取りいただくようお勧めします。)
- 検査の際に使用する鎮静剤で、血圧低下や呼吸抑制などが起こった場合。
検査前日と当日の注意事項(詳細は、お渡しする検査案内をご確認ください)
(胃カメラ)
- 検査前日、夜21時以降は、お食事ができません。水・お茶は量の制限なく摂取可能です。
- 検査当日、絶食で来院してください。水・お茶は来院前までに約350mL以内であれば摂取可能です。
- 検査当日、朝8時までにお薬を服用してください。ただし、糖尿病のお薬とインスリンは使用禁止です。
- 検査当日は朝から禁煙です。
(大腸カメラ)
- 検査前日は、朝から消化の良い食事にしてください。夜21時以降の食事は禁止です。水・お茶は量の制限なく摂取可能です。
- 検査前日、夜21時までに、お渡しする下剤を指示通り服用してください。
- 検査当日、絶食で来院してください。 水・お茶は摂取可能ですが、胃カメラを同時に実施される場合は、来院前までに約350mL以内であれば摂取可能です。 検査当日、朝8時までにお薬を服用してください。 ただし、糖尿病のお薬とインスリンは使用禁止です。