KIH(KAIKOU INTERNATIONAL HEALTHCARE)

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健康診断・検査

PET健診
(黄金コース/豪華コース/標準コース)

PET健診は、全身PET検査に加えて、MRI、CT、超音波検査など複数の検査を1日で実施し、得られた画像や情報を複合的に診断する総合健診です。 偕行会グループの東名古屋画像診断クリニックで実施し、健診者様の身体の状態をそれぞれの検査画像から多角的に分析します。 各検査の特徴やメリットを十分に生かすことで、PET単体の検査より、さらに正確で高精度な診断が可能となっています。

PET検査は、がんの早期発見に有効であるといわれています。 FDGと言うブドウ糖に放射性同位元素をマーキングした薬剤を静脈注射した上で、体内から放出される放射線をキャッチし、画像を作成しますが、PET検査は、どこで実施しても同じ検査ではありません。 経験豊富な放射線診断専門医がダブルチェックで撮像された画像をくまなく読影しています。

健診者のご要望にあわせて、黄金、豪華、標準の3コースをご用意しています。 気になっている疾患や年齢に応じてコースをお選びいただけます(詳しくは、スタッフまでお問い合わせください)。

PET健診コース一覧

健診コース名 黄金コース 豪華コース 標準コース
検査内容 がん・成人病脳疾患 がん・成人病 がん
問診
身長・体重・BMI・血圧
PET-CT 頭部~大腿部
脳3D-SSP解析 - -
乳房専用PET(女性のみオプション)
CT 胸腹部
MRI 骨盤
腹部
-
脳MRA -
エコー(超音波) 腹部
甲状腺
乳房
頚部血管 -
心臓 -
心電図 -
一般検査 血液一般検査
血液腫瘍マーカー
尿検査
便検査(1回法)
結果報告書(日本語+中国語or英語)
検査画像DVD
医師による結果説明

※印はオプションで対応可能となります。

オプション対応(乳房専用PET検査)

乳房専用PET(M-PET)検査は、女性の乳房に特化したPET検査で、PET検査では判明しにくい早期がんの発見に力を発揮します。 健診では、PET-CT撮影後に引き続きM-PETを実施することで、被ばく量を最小限に抑えます。 こちらは、M-PET単独ではお申し込みいただくことができません。

内容 乳房
所要時間 20分~

島津製作所 Elmammo

詳しくはこちら

血液・尿・便検査項目一覧(PET-CT健診)

血液検査 一般検査 白血球数(WBC)・赤血球数(RBC)・血色素量(Hb)・ヘマトクリット(HCT)・平均赤血球容積(MCV)・平均赤血球ヘモグロビン量(MCH)・平均赤血球ヘモグロビン濃度(MCHC)・血小板(PLT)・白血球分類(好塩基球、好酸球、リンパ球・単球・好中球・赤芽球)
循環器検査 NT-ProBNP(黄金、豪華のみ)
肝機能検査 総ビリルビン(T-BIL)・AST・ALT・γ-GTP・ALP・LDH・総タンパク(TP)
アルブミン(ALB)・コリンエステラーゼ(Ch-E) ・A/G比
肝炎検査 C型肝炎・B型肝炎
脂質代謝検査 総コレステロール(T-cho)・中性脂肪(TG)・HDL-コレステロール・LDL-コレステロール・non-HDLコレステロール
糖代謝検査 空腹時血糖(GLU)・HbA1c
腎機能検査 尿素窒素(BUN)・クレアチニン(Cr)・eGFR
甲状腺検査 FT3・FT4・TSH
膵臓・その他検査 アミラーゼ(amylase)・尿酸(UA)・血清鉄(Fe)・CPK・CRP・電解質(Na, K, CI, Ca, P)
腫瘍マーカー検査 CEA・aFP定量・CA19-9・CA125(女性)・高感度PSA(男性)
尿検査 タンパク定性(PRO)・糖定性(GLU)・比重(S.P)・PH・ウロビリノーゲン(URO)
ケトン体定性(KET)・潜血反応(OB)
便検査 便潜血反応(OB)
医師による結果説明 医師による結果説明を行います。
※画像処理や検査結果が出るまでに時間を要すため、別日での対応となります。
結果報告書 健診後日本で受診されたい方のご要望にお応えし、中国語または英語での健診レポートに加えて日本語での健診レポートをお渡しします。
紹介状の発行 必要に応じて日本の医療機関への紹介状を無料で発行いたします。
※健診から6か月以内に限ります。発行は医師の判断によりますのでご希望に添えない場合もございます。
結果再発行 結果報告書や検査画像DVDの再発行を無料で行います。複数の医療機関を受診される場合などにご利用ください。※結果再発行の郵送には別途郵送料をいただきます。

PET健診予約からの流れ

1.健診申し込み

  • ・検査内容、費用、注意事項を確認
  • ・予約希望期間、人数、コースを連絡

2.期日確定・支払

  • ・健診日仮予約
  • ・請求書発行後、1週間以内にお支払い

3.必要書類提出

  • ・「体内金属確認表」「問診表」「健診申込書」等の記入
  • ・上記書類、情報をできるだけ早く提出

4.電話問診

  • ・病院スタッフが記入事項を確認
  • ・来日前に電話問診は終了のこと

5.健診案内

  • ・病院より「健診案内」と便キットを日本国内の指定住所に郵送(ホテル等)

6.健診前注意事項

  • ・スタッフが状況変化の有無を確認
  • ・同意書サインと便検査を実施

7.健診当日

  • ・事前に交通手段を確認する
  • ・指定の時間に来院、問診・検査実施
  • ・同意書と便キットを忘れずに持参

8.健診レポート

  • ・3-4週間後、健診レポート(中国語または英語)とDVDを指定の住所宛に郵送

健診に関する注意事項

健診対象となる年齢について
  1. 健診受診に年齢制限は設けていません。 ただし、PET検査は被ばくを伴うため、若い方には積極的にお勧めしていません。 大まかな目安としては40歳前後から70歳前後まで、詳細はご相談ください。
健診予約時期について
  1. 予約は少なくとも1ヵ月半~2ヶ月前までにはお申し込みをお願いいたします。 それ以降のお問い合わせは、ご希望の日程やコースの予約ができない可能性があります。
予約金・キャンセル料について
  1. 予約手数料及び健診費は、健診コースやオプションメニューの有無で異なりますので、お問い合わせ時に、ご確認ください。
  2. 仮予約が取れましたら、KIHより請求書を発行いたします(希望により、予約手数料のみ請求、全額請求を選択いただけます)。 請求書発行日より1週間以内に、指定の銀行口座への振込みでのお支払いをお願い致します。
  3. 複数名での予約の場合、纏めてお支払い下さい。振込みにかかる手数料は、健診者様(振込者)負担です。
  4. 海外送金の場合、海外の銀行で発生する送金手数料などは、健診者様(振込者)負担をお願いしております。
  5. 健診日前30日(1ヶ月前)を過ぎてからキャンセルされた場合は、上記予約手数料をキャンセル料として徴収し、返還しません。 また、特別の理由がなく予約手数料が期日までに支払われない場合は、予約取り消しとなります。
  6. 予約時に、「予約手数料のみ請求」を選択された方は、当日、医療機関にて残金のお支払をお願いします。 当日、現金(日本円のみ)、クレジットカード、銀聯カードでのお支払いが可能です。
健診を受けられない方

以下の方は健診を受けることが出来ません。

  1. 妊娠中、妊娠の可能性がある、もしくは授乳中の方
  2. 体重が130kg以上の方
  3. MRI検査ができない体内留置物がある方
    例)電気的・磁気的に作動する体内植込み物(心臓ペースメーカー、植え込み型除細動器等)、人工内耳、金属製の心臓人工弁、置き針、磁石式の人工肛門、金属製の義眼等が体内にある方
  4. 糖尿病のコントロールが出来ていない方(空腹時血糖が150~200mg/dl以上※の方はPET/CT検査の質が低下します)。
    ※SI単位表記の場合、8.3~11.1mmol/l以上
  5. インスリンポンプ使用の方
健診項目のうち、MRI検査実施できない方

以下の方は、MRI検査が出来ない可能性があります。(事前に詳細を確認します)

  1. 上記以外に体の中に金属を手術で入れた方(冠動脈ステント、脳動脈クリップ、人工関節、子宮内避妊具、ボルト、プレート等)
  2. 美容整形術で顔にボルトやプレートが入っている方
健診項目のうち、マンモグラフィー検査実施できない方

以下の方は、マンモグラフィー検査が出来ません。(女性のみ)

  1. 豊胸術でパックを挿入されている方
以下の方は、必ずお申出ください。

以下の方は、MRI検査実施可能ですが、事前にお申し出ください。(事前に詳細を確認します)

  1. 刺青、アートメイクを入れている方(実施後、時間が経過している場合でも、お申し出ください)
  2. 歯科矯正中の方、マグネット式義歯(磁石で装着する義歯)を使用している方
  3. 美容整形術で金糸を顔面に入れた方
健診当日の注意事項
  1. 健診当日は原則として、健診者様ご本人のみクリニック内のお部屋に滞在していただきます。 紹介者様、同行者様のご友人は、お部屋で待機していただけません。 検査終了時刻をご連絡いたしますので、それにあわせてお迎えをお願いいたします。 早めにご来院されても、対応が手薄になる場合がございます。何卒ご了承ください。
  2. 健診者様のお友達など、健診をされない方の来院は、極力お控えいただくようにご協力をお願いします。
  3. 当日の検査後に、軽食(クラッカーとスープ)を提供いたします。 お食事の提供はございませんので、ご了承ください。

PET健診で使用する検査機器

PET-CT

PET-CTとは、PET(Positron Emission Tomography : 陽電子放出断層撮影)とCT(Computed Tomography)の特徴を融合させた検査機器です。
PETはがん細胞の活動状況を知ることを得意とします。また、CTでは臓器の形を映し出すことを得意とします。その二つの画像を重ね合わせてみることにより、正確な診断を行うことが可能で、発見が難しいとされる微小ながん病巣の発見に有効です。
偕行会グループ内の東名古屋画像診断クリニックおよび名古屋放射線診断クリニックでは計5台のPET-CTを有しています。

シーメンスヘルスケア PET-CT Biograph40
MRI

MRIとは磁気共鳴画像(Magnetic Resonance Imaging)の略で、磁気と電磁波を使って体の内部を画像化する検査機器です。
東名古屋画像診断クリニックでは、1.5テスラと3.0テスラを導入しています。3.0テスラは高磁場を利用し、高分解能画像(細かい所がどこまで見えるかという力が高い)を得ることができます。 撮影部位や被写体条件(体内金属の有無など)によっては、撮影が難しくなることもあるため、使い分けを行っています。

GEヘルスケア・ジャパン MRI Sigma HPxt(3.0テスラ/1.5テスラ)
低被ばくCT

CTとはComputed Tomography(コンピューター断層診断装置)の略です。X線を体に当て、通過したX線量の差をデータとして集めてコンピューターで処理し、体の断面図を撮影します。 特に心臓や大動脈、肺や気管支、腹部の臓器(肝臓、腎臓など)にある病気を発見するためには有用とされています。 東名古屋画像診断クリニックでは、2016年に従来よりも被ばく線量が低減され、体に負担の少ないCT装置が導入されました。

シーメンスヘルスケア CT SOMATOM Force
エコー(超音波)

超音波を体内にむけて発信し、その変化したエコー(反射波)を受信し、画像化して診断するのが超音波検査です。 主に腹部・甲状腺を検査する超音波機械と心臓を検査する超音波機械を使い分け、より精密な画像を撮影します。

マンモグラフィ

マンモグラフィとは乳がんを診断する検査方法のひとつで乳腺・乳房専用のレントゲン撮影です。

乳房専用PET〈オプション検査〉

検出器ホールに乳房を入れるだけで検査が可能な乳房専用のPET装置です。 マンモグラフィのように乳房を圧迫することなく検査できるため痛みを伴いません。また、生理周期の影響を受けにくいという特徴もあります。

島津製作所 Elmammo
胃・大腸内視鏡検査〈オプション検査〉

小さな胃・大腸がんを最も効果的に発見できる方法が、内視鏡検査です。内視鏡検査は、名古屋共立病院で実施します。 名古屋共立病院では、胃カメラと大腸カメラの際、患者様の苦痛を少しでも和らげられるよう、希望に応じて鎮静剤を使用して検査を実施しています。 また、内視鏡検査を単独で受診することも可能です。
詳しくはこちら

オリンパス EVIS LUCERA ELITE

PET検査には弱点もあります

がんの形態や部位によっては見つかりにくい
検査で使用する薬剤は尿中に排出されるので膀胱には異常がなくても多くの薬が集まってしまい、尿路系(腎臓・尿管・膀胱・前立腺)のがんを発見することは困難な場合があります。 尿路系以外でも発見が困難な部位もあります。

・正常でも薬が集まる臓器は診断が困難
例えば、胃・大腸には薬が集積しやすく発見が困難なため、胃がん、大腸がんでは内視鏡検査を別で受けていただく必要があります。 脳や心臓、肝臓なども生理的集積があるためがんの診断は困難です。 ⇒内視鏡検査については、こちらをご参照ください。

・ブドウ糖を取り込まないがんは診断が困難
がんの種類によっては薬が集積しにくい性質のため、診断が困難になる場合があります。

・PET健診は、偕行会グループにある医療法人名古屋放射線診断財団の東名古屋画像診断クリニックで実施します。 同財団は十数年前、当時PET機器が主に研究用として大学病院等で使用されていた頃、日本でいち早く臨床でのPET検査を始めた医療機関です。 また、PET機器が医療機器として認可された直後に、日本で最初にPET機器の臨床使用を行った施設として、多くの検査実績を有しています。